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韓国の小児歯科ガイド:乳幼児口腔検診からシーラント・フッ素・レジン保険まで

小児歯科の診療は、乳歯が生え始める時期から永久歯が定着する青少年期まで続きます。韓国では、国の乳幼児口腔検診を生後18か月から65か月までの間に自己負担なしで4回受けられ、18歳以下の大臼歯シーラントと満5〜12歳の永久歯レジン充填には国民健康保険が適用されます。フッ素塗布のような予防目的の処置は大半が保険適用外のため、お子さんの治療を始める前に項目ごとの保険適用の有無を確認しておくとよいでしょう。

公開 2026-11-08 · 更新 2026-11-08 · DentalStatics編集部

要点

乳幼児口腔検診の時期生後18〜29・30〜41・42〜53・54〜65か月の計4回 (出典: 国民健康保険公団)
乳幼児口腔検診の費用自己負担なし(健康保険加入者は公団が全額負担) (出典: 国民健康保険公団)
シーラント(予防的な溝埋め)の保険適用対象18歳以下、むし歯のない第1・第2大臼歯 (出典: 国民健康保険公団)
シーラントの自己負担該当費用の10% (出典: 健康保険審査評価院)
光重合型コンポジットレジンの保険適用診療日基準で満5〜12歳の永久歯のむし歯(2027年1月から13歳以下に拡大) (出典: 健康保険審査評価院・保健福祉部)
予防目的のフッ素部分塗布健康保険適用外、専門家による塗布は3〜6か月ごとを推奨 (出典: 国民健康保険公団・疾病管理庁)
1歳以上6歳未満の外来自己負担一般患者の自己負担率の70% (出典: 健康保険審査評価院)
乳歯生後6か月ごろ下の中切歯から生え始め、2〜2.5歳で20本 (出典: 疾病管理庁)

子どもの歯のケアはいつから始めますか?

韓国の疾病管理庁(KDCA)は、乳歯が生え始める生後6〜12か月の間に口腔ケアを始めるよう案内しています。歯が生える前は濡らしたガーゼで歯ぐきを拭き、歯が生えてからは乳幼児用の歯ブラシに替えます。

最初の国の口腔検診は生後18〜29か月に受けます。それ以前でも、前歯に白く不透明な部分や茶色い点が見えたら、検診時期を待たずに小児の診療ができる歯科で確認してもらうほうが安心です。

乳幼児口腔検診では何を確認しますか?

乳幼児口腔検診は、生後18〜29か月、30〜41か月、42〜53か月、54〜65か月に1回ずつの計4回です。このうち30〜41か月の検診は、乳歯列が完成する時期のむし歯管理のため、2022年6月30日から追加されました。

検診では口腔の問診と診察でむし歯、歯ぐきの肥大、歯の異常を調べ、保護者に歯みがきや食習慣の指導を行います。健康保険加入者は公団が、医療給付の受給権者は国と自治体が検診費用を負担します。

各回の検診期間は子どもの生年月日で決まるため、国民健康保険公団のウェブサイトにある乳幼児検診日の照会で開始日と終了日をあらかじめ確認しておくと見逃しません。口腔検診は、乳幼児口腔検診機関として登録された歯科で受けます。

乳歯のむし歯も必ず治療すべきですか?

乳歯は2〜2.5歳で20本すべて生えそろい、永久歯に生え替わるまで噛むことや発音を助け、永久歯が生える場所を守ります。乳歯のむし歯を放置すると痛みや炎症に広がることがあり、乳歯があまりに早く抜けると永久歯が生えるスペースが狭くなることがあります。

韓国の健康保険における光重合型コンポジットレジンの給付は、診療日基準で満5〜12歳の子どもの永久歯のむし歯にのみ適用され、乳歯は対象外です。保健福祉部は、2027年1月からこのレジン給付の年齢上限を13歳以下に引き上げると発表しました。

光で子どものむし歯を見つける定量光蛍光装置(QLF)によるう蝕検査も、給付の範囲が広がっています。保健福祉部は2024年12月、このう蝕検査を15歳以下の子どもに口腔あたり3か月に1回まで認めることを議決しました。

子どものむし歯予防の治療にはどんなものがありますか?

シーラント(予防的な溝埋め)は、大臼歯の噛む面の細い溝を埋めて、食べ物や細菌がとどまらないようにする処置です。18歳以下の子どものむし歯のない第1・第2大臼歯に行うと健康保険が適用され、自己負担は該当費用の10%です。

専門家によるフッ素塗布は、疾病管理庁が3〜6か月ごとに勧める予防処置ですが、予防目的のフッ素部分塗布は健康保険の適用外です。保健所のフッ素塗布事業や児童歯科主治医モデル事業の実施地域に住んでいれば負担を減らせるので、まず居住地の保健所に問い合わせてみてください。

シーラントとフッ素塗布は互いに代わる処置ではありません。シーラントは大臼歯の噛む面の溝をふさぎ、フッ素は歯の表面全体を守る処置なので、子どものむし歯リスクが高い場合は両方を勧められることもあります。

子どもの歯科治療費の自己負担はどう決まりますか?

1歳以上6歳未満の子どもが外来診療を受けると、保険適用項目の自己負担率は一般患者の70%程度に下がります。15歳以下の子どもが入院して治療を受ける場合、保険適用項目の自己負担は療養給付費用総額の5%で、2歳未満の乳幼児は免除されます。

こうした年齢による軽減は保険適用外の項目には適用されないため、子どもの保険適用外処置の料金は歯科ごとに異なります。お子さんの治療計画を聞くときは、保険適用と適用外の項目を分けた見積もりを頼むと、歯科同士を比べやすくなります。

子どもが歯医者を怖がるときはどうしますか?

小児の診療では、器具をあらかじめ見せ、処置を短く区切って進めることで子どもの緊張を和らげます。むし歯が多い場合や協力が難しい場合は、吸入鎮静、内服の鎮静薬、注射による鎮静、全身麻酔などの方法を医療スタッフと相談します。

鎮静方法ごとに絶食時間や保護者の準備事項が異なるため、鎮静治療を勧められたら、方法ごとのリスクと代替案を十分に説明してもらってから決めます。子どもの前で注射や痛みを脅し文句に使わないことも、保護者ができるサポートの一つです。

家では子どもの歯をどうケアしますか?

疾病管理庁の乳幼児検診の案内によると、子どもの歯みがきは1日2回が基本で、7歳になる前は自分ではきれいに磨ききれないため、保護者が仕上げをする必要があります。月齢によって歯みがき粉の量や確認する点が変わります。

ただし、おやつや飲み物は摂る回数が多いほど、子どもの歯が酸にさらされる時間が長くなります。おやつは決まった時間に与え、食べたあとは水ですすぐか歯みがきをする習慣をつけると、乳歯のむし歯予防に役立ちます。

詳しいガイド

よくある質問

子どもは小児歯科でしか診てもらえませんか?

一般の歯科でも子どもを診療できます。ただし、協力が難しい子やむし歯の多い子の場合は、小児歯科専門医がいる、または子どもの診療経験が豊富で、鎮静や行動調整の方法を幅広く備えた歯科かどうかを確認してください。歯科の診療科目案内で小児歯科の表示を確認できます。

乳幼児口腔検診の期間を逃したらどうなりますか?

口腔検診は、回ごとに決められた月齢の範囲内に受けないと自己負担が発生します。逃した回は次の回の検診のときに続けて確認し、その間にむし歯が心配なら、まず一般診療で診てもらうのがよいでしょう。

乳歯の奥歯のシーラントも保険は使えますか?

韓国の健康保険のシーラントは、18歳以下のむし歯のない第1・第2大臼歯、つまり永久歯の大臼歯だけが対象です。乳歯の奥歯にシーラントをすると予防診療とみなされ、保険適用外の費用を支払います。

子どものフッ素塗布は何歳から受けますか?

疾病管理庁が紹介した大韓歯科医学会の指針は、3歳以上の子どもと青少年に年2回以上のフッ素塗布を勧めています。乳幼児検診の案内でも、生後54〜65か月ごろに必要であれば定期的なフッ素塗布を行うよう勧めています。

乳歯のむし歯治療にも健康保険は適用されますか?

診察などの基本診療は健康保険で請求されますが、レジン充填の給付は永久歯のみが対象です。乳歯の治療は材料や方法によって保険適用の可否が分かれるため、治療の前に項目ごとの自己負担額を尋ねてください。

児童歯科主治医事業は誰でも利用できますか?

2024年7月に始まった第2次モデル事業は、2027年2月まで、光州・世宗・ソウル・大田・原州・長城・慶州・義城・金海の9地域の小学生が対象です。学期ごとに1回の口腔状態評価とフッ素塗布などを受けられ、自己負担は口腔健康管理料の10%です。対象学年は年度ごとに広がるため、国民健康保険公団のウェブサイトで確認してください。

関連テーマ

参考資料

  1. 国民健康保険公団 乳幼児健康診査の案内
  2. 国民健康保険公団 保険適用外項目(療養給付の基準に関する規則 第9条)
  3. 健康保険審査評価院 外来診療の自己負担率
  4. 健康保険審査評価院 光重合型コンポジットレジン充填の給付対象
  5. 保健福祉部 第2次児童歯科主治医 健康保険モデル事業 報道資料

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