子どものシーラント(予防的な溝埋め)健康保険ガイド:18歳以下の大臼歯の基準
子どものシーラント(予防的な溝埋め)は、18歳以下の子どものむし歯のない第1・第2大臼歯に行うと健康保険が適用されます。シーラントの自己負担は、医院でも病院でも外来で該当費用の10%で、2017年10月に外来の30〜60%から現在の割合に引き下げられました。乳歯の奥歯、小臼歯、すでにむし歯のある大臼歯は対象外のため、施術の前に対象の歯を確認する必要があります。
要点
| 保険適用の対象年齢 | 18歳以下 (出典: 国民健康保険公団) |
|---|---|
| 保険適用の対象の歯 | むし歯のない健全な歯である第1・第2大臼歯 (出典: 国民健康保険公団) |
| 自己負担 | 該当費用の10%(医院・病院・総合病院の外来で共通) (出典: 健康保険審査評価院) |
| 自己負担の引き下げ | 2017年10月に外来の30〜60%から10%へ引き下げ (出典: 保健福祉部) |
| 医療給付2種の子ども | 病院級以上の外来での溝埋め給付費用の95%を医療給付基金が負担 (出典: 健康保険審査評価院) |
子どものシーラントはどんな処置ですか?
大臼歯の噛む面には、歯ブラシの毛先が入りにくい細くて深い溝があり、食べ物や細菌がとどまりやすくなっています。シーラントは、この溝をきれいにしたあと、流動性のある樹脂材料を塗って光で固め、溝を浅く埋める予防処置です。
歯を削らず、麻酔も通常は必要ないため、子どもは比較的楽に受けられます。ただし唾液がつくとシーラント材料が付きにくいので、施術中は口を開けて待つ協力が必要です。
- 臼歯の噛む面のプラークや食べ物をきれいに拭き取る
- 溝の表面を薬剤で処理したあと、水で洗って乾かす
- 流動性のあるシーラント材料を溝に塗って光で固める
- 上下の歯を噛み合わせて高さを確認する
健康保険が使えるシーラントの条件は何ですか?
韓国の国民健康保険の療養給付の基準は、フッ素塗布や溝埋めなどのむし歯予防の診療を原則として保険適用外としつつ、18歳以下の人のむし歯のない第1・第2大臼歯の溝埋めだけを例外として給付しています。3つの条件をすべて満たすと、自己負担10%が適用されます。
- 年齢:18歳以下
- 歯:永久歯の第1大臼歯または第2大臼歯
- 状態:むし歯のない健全な歯
シーラントはいつ受けるのがよいですか?
シーラントは、大臼歯が歯ぐきの外に十分に出て、噛む面全体が見えるようになったときに行えます。疾病管理庁は生後54〜65か月ごろを永久歯が生え始める時期とみて歯科検診を勧めているため、このころから定期検診のときに最初の大臼歯が生えてきたかを確認してもらうとよいでしょう。
第2大臼歯は第1大臼歯より数年遅れて生えるため、一度で終わらず、2つの時期に分かれることが多くなります。新しく生えた奥歯は表面がまだ硬くなりきっておらず、むし歯が早くできることがあるので、生えたらすぐ状態を確認してください。
学校や習い事の予定で先延ばしにしているうちに、大臼歯の溝にすでにむし歯ができ、保険適用の条件から外れることもあります。シーラントの健康保険はむし歯のない歯が条件なので、大臼歯が生えたあとの最初の検診ですぐ相談するほうが有利です。
保険が使えないシーラントはどんな場合ですか?
乳歯の奥歯、小臼歯、すでにむし歯ができて治療が必要な大臼歯、19歳以上の大臼歯に行うシーラントは、予防診療とみなされて保険適用外です。保険適用外の金額は歯科ごとに異なるため、施術の前に歯ごとに保険適用か適用外かを分けて案内してもらってください。
目に見えにくい初期のむし歯の上にシーラントをかぶせると、むし歯の進行を見逃すことがあります。そのため歯科は施術の前に溝の状態を確認し、むし歯が疑われるときは、シーラントの代わりにむし歯治療を先に勧めることがあります。
シーラントのあとはどうケアしますか?
シーラントは噛む力ですり減ったり、一部がはがれたりすることがあるため、定期検診のときに残っている状態を確認します。はがれた箇所が見つかったら、塗り直したり補修したりできるか歯科と相談してください。子どもが奥歯にざらざらした部分を感じると言ったり、小さな欠片を噛んだと言ったりしたら、シーラントの一部がはがれたサインかもしれません。
シーラントは噛む面の溝だけをふさぐので、歯と歯の間や歯ぐきの境目のむし歯は防げません。フッ素入り歯みがき粉でのブラッシング、フロス、定期的なフッ素塗布をあわせて行うことで、大臼歯全体を守れます。
よくある誤解と事実
誤解: シーラントをすれば、その奥歯にはむし歯ができない。
シーラントは噛む面の溝をふさぐ処置なので、歯と歯の間や歯ぐき側のむし歯は防げません。歯みがきとフロス、定期検診を続ける必要があります。
誤解: 子どもの奥歯なら、すべてシーラントに健康保険が使える。
保険適用の対象は、18歳以下のむし歯のない第1・第2大臼歯だけです。乳歯の奥歯と小臼歯は保険適用外です。
よくある質問
子どものシーラントの自己負担はいくらですか?
保険適用の対象の歯なら、該当費用の10%を支払います。シーラントの実際の金額は、歯科の種別ごとの診療報酬と診察料が加わって変わるため、診療費の領収書の保険適用の自己負担欄で確認できます。同じ日に複数の大臼歯に行うと、歯の数だけ費用が加算されます。
シーラントがはがれたら、もう一度保険でできますか?
塗り直せるかどうかと保険適用の可否は、歯の状態と施術の時期によって変わります。はがれたのを見つけたら、その歯科に再施術の基準と自己負担を尋ねてください。
シーラントをすると歯がしみたり痛んだりしますか?
歯を削らない処置なので、通常は痛みがありません。施術直後に噛んだとき高く感じたら、歯科で高さを調整してもらえば大丈夫です。
シーラントの施術時間はどのくらいかかりますか?
歯の数や子どもの協力度によって異なりますが、大きな処置ではありません。唾液がつかないようにする過程が大切なので、子どもが口を開けて待てるコンディションのときに予約するのがよいでしょう。
医療給付の子どもにもシーラントの自己負担はありますか?
医療給付2種の子どもが病院級以上の外来で溝埋めを受けると、給付費用の95%を医療給付基金が負担します。溝埋めの自己負担は種別と資格によって異なるため、診療の前に受付窓口で医療給付の資格と種別を確認してください。