救急の歯科診療が必要な歯痛ガイド:待ってはいけない症状と、休日の診療先の探し方
大部分の歯痛は、近い日の歯科予約で足りますが、感染が広がっている歯痛や、ほかの臓器の問題が隠れている歯痛は、待ってはいけません。顔や首が腫れて口が開きにくい、または飲み込みにくい場合は、すぐに診療を受ける必要があります。動くとひどくなり、胸や肩の痛みが一緒に来る歯痛は、心臓の問題のことがあるため、直ちに確認が必要です。
要点
| すぐ歯科を受診すべき症状 | 強い顔の腫れ、開口制限、嚥下困難、のどの奥の痛み、悪寒と発熱 (出典: 疾病管理庁(질병관리청)国家健康情報ポータル) |
|---|---|
| 親知らず周辺の炎症 | 繰り返されると、顔や首が腫れるほど重くなることがある (出典: 疾病管理庁 国家健康情報ポータル) |
| 心臓性歯痛 | 動くと悪化、胸・のどの前側・肩の痛みを伴う、疑われる場合は直ちに循環器専門医の検査 (出典: 疾病管理庁 国家健康情報ポータル) |
| 休日・夜間の医療機関の探し方 | e-genのウェブサイトとアプリで検索、電話129・120、救急状況管理センター119 (出典: 保健福祉部) |
| 神経治療中の仮の詰め物の脱落 | 汚染を防ぐため、すぐ歯科を受診 (出典: 疾病管理庁 国家健康情報ポータル) |
どのような歯痛が救急ですか?
救急かどうかを分けるのは、歯痛そのものより、一緒に現れる症状です。以下の症状があれば、翌日まで待たずに診療を受けます。息苦しい、または意識がぼんやりしてきたら、すぐに119へ連絡します。
どこへ行くべきか判断しにくい場合は、119救急状況管理センターでも、近くで開いている医療機関を案内してもらえます。移動中に症状が急に悪くなったら、ためらわず救急車を要請します。
- 顔、あごの下、首が腫れて、だんだん大きくなるとき
- 口が開きにくい、または唾液や食べ物を飲み込みにくいとき
- 悪寒とともに熱が出るとき
- 歯痛とともに、胸・のどの前側・肩の痛みや息切れがあるとき
- 外傷で歯が抜けた、または大きく欠けたとき
顔が腫れる歯痛は、なぜ危険ですか?
歯の神経の感染をそのままにしておくと、炎症が根の先を通って周囲の骨へ広がり、骨髄炎などに進むことがあります。親知らずの周りの炎症が繰り返されると、顔や首まで腫れることがあるというのが、疾病管理庁の説明です。
膿がたまっているなら、まず切開して膿を出す処置で炎症を鎮め、熱感があれば抗生物質を使います。腫れが首のほうへ広がって、嚥下や呼吸に影響するなら、歯科より救急室が先です。
腫れのある歯痛を、鎮痛薬だけでしのぎません。疾病管理庁は、親知らずが腫れて痛むときに、自分で鎮痛消炎薬を選んで飲むと、一時的に良くなったように見えても、かえって悪化することがあると説明しています。
腫れが始まった時刻、大きくなる速さ、熱が出るかどうかを書き留めておくと、診療のときに感染がどれほど進んでいるかを判断する助けになります。歯ぐきに膿が見えても、手や針で絞り出さず、診療を受けます。
歯痛とともに胸の痛みが来たらどうしますか?
狭心症や心筋梗塞のような心臓の循環障害は、あごや歯に深く広がる痛みとして現れることがあります。疾病管理庁は、心臓性歯痛は動いたり運動したりするとひどくなり、胸・のどの前側・肩の痛みが一緒に現れることが多いと説明しています。
心臓性歯痛が疑われる場合は、直ちに循環器専門医で検査と治療を受けなければなりません。胸の痛みがひどい、または息が切れて冷や汗が出る場合は、自分で運転して移動せず、119に助けを求めます。
心臓性歯痛は、歯痛だけが単独で現れることもあります。普段から心臓の病気がある、または危険因子のある人が、運動するたびに歯が痛むなら、歯科診療とは別に心臓の検査を受けるのが安全です。
夜や休日にはどこで診療を受けられますか?
保健福祉部は、連休に開いている病医院と薬局を、応急医療ポータルe-genと同名のアプリ、保健福祉相談センター129、市・道コールセンター120で案内しています。位置、診療科目、診療日を決めて検索すれば、開いている歯科と薬局を探せ、アプリでは診療時間もあわせて見られます。
運営情報は医療機関の事情で変わることがあるため、訪問前に電話で診療の可否を確認します。政府は、軽い症状なら救急室より、開いている病医院や保健所を先に利用するよう呼びかけています。
救急室は、感染が広がった場合や、呼吸・嚥下に問題が生じた場合のように、命に直結する状況を優先して処置します。救急処置を受けたあとは、原因の歯の治療のため、歯科の診療を続けます。
神経治療中または治療直後なら、何を確認しますか?
神経治療の途中で炎症が根の先に広がると、強い痛みと急性の腫れが生じることがあります。治療中の歯が急に大きく腫れて痛むなら、次の予約を待たずに、治療を受けている歯科に連絡します。
疾病管理庁は、神経治療中に仮の詰め物が取れたら、汚染を防ぐため、すぐ歯科を受診するよう案内しています。仮の詰め物を長く置くと再感染の危険があるため、決められた通院日程も守ります。
抜歯を受けて数日が過ぎたのに、腫れが大きくなり、口がだんだん開かなくなり、飲み込みにくくなるなら、抜歯部位の感染が広がるサインのことがあります。疾病管理庁の案内のとおり、こうした場合は次の予約を待たずに、すぐ歯科を受診します。
よくある誤解と事実
誤解: 顔が腫れても、鎮痛薬を飲んで腫れが引くまで待てばよい。
疾病管理庁は、自己判断で鎮痛消炎薬を飲むと悪化して、緊急事態を招くことがあると警告しています。腫れと熱があれば、すぐ診療を受けます。
誤解: 歯痛は命に関係ないので、救急にはなりえない。
感染が顔や首に広がる場合や、心臓の問題が歯痛として現れる場合は、直ちに診療が必要です。
よくある質問
連休に開いている歯科はどう探しますか?
応急医療ポータルe-genのウェブサイトやアプリで、地域と診療科目を決めて検索するか、129または120に電話で問い合わせます。訪問前に、その歯科に電話して、実際に診療しているかを確認するのがよいでしょう。
救急室に行けば、むし歯の治療まで受けられますか?
救急室は、感染と痛みを調整し、危険な状況を乗り切る処置が中心です。神経治療や抜歯のような原因の治療は、たいてい、そのあと歯科で引き継ぐため、救急処置のあとにも、歯科の診療を必ず予約します。
歯痛で119を呼んでもよいですか?
歯痛だけなら、開いている歯科や病医院を探すのが先です。ただし、顔や首が腫れて呼吸や嚥下が難しい場合や、歯痛とともに胸の痛みと息切れがある場合は、119に助けを求めます。
子どもが転んで前歯が抜けました。
歯の外傷は、時間が重要な緊急事態です。抜けた歯は、歯根に触れず、持って、できるだけ早く歯科か救急室へ行きます。詳しい応急処置の方法は、抜けた歯の応急処置のご案内を参照してください。
親知らずのあたりが腫れて、口があまり開きません。
親知らずの周りの炎症がひどくなった状態かもしれません。繰り返される炎症は、腫れを顔や首まで大きくすることがあり、膿がたまると、切開して出す必要があることもあるため、鎮痛薬でしのがず、できるだけ早く歯科の診療を受けます。