ホワイトニング後に歯がしみるとき:どれくらい続くかと中止すべきサイン
ホワイトニングは薬剤で歯の内側の象牙質の色を明るくする治療のため、一時的なしみがよく伴いますが、疾病管理庁は、多くは数日以内に消えると説明しています。しみが消えない、または刺激がないのに自然に痛む場合は歯科を受診する必要があり、自宅で使うホワイトニング剤であれば、しみが強いときは使用をやめて専門家に相談するというのが、韓国の食品医薬品安全処の案内です。むし歯や歯周病がひどい状態では、ホワイトニング自体を先延ばしにするのがよいでしょう。
要点
| ホワイトニング後のしみの経過 | 一時的な知覚過敏がよく現れますが、多くは数日以内に消えます (出典: 疾病管理庁 国家健康情報ポータル) |
|---|---|
| 歯科に行くべきとき | しみが消えない、または刺激なしに自然に痛みが出たとき (出典: 疾病管理庁 国家健康情報ポータル) |
| ホワイトニング剤の分類基準 | 過酸化水素の含有量が3%を超えるものは医薬品、3%以下は医薬部外品 (出典: 食品医薬品安全処) |
| 使用中の中止サイン | しみる症状が強い、または歯ぐきが赤くなってひりひりする場合は、使用をやめて専門家に相談します (出典: 食品医薬品安全処) |
| ホワイトニングを避けるとき | 口の中に傷があるとき、むし歯・歯周病がひどいとき、妊娠中 (出典: 食品医薬品安全処) |
ホワイトニングをするとなぜ歯がしみるのですか?
疾病管理庁は、ホワイトニングを薬剤で歯の内部の象牙質の色を明るくする治療だと説明しています。薬剤が表面のエナメル質を通って内側まで作用する間、歯が温度刺激に普段より敏感になり、これがホワイトニング後の一時的なしみとして現れます。
もともと歯の首がすり減っている人や、歯ぐきが下がって象牙質が露出している人は、ホワイトニング中のしみをより強く感じやすくなります。ひびの入った歯やすき間のできた詰め物があると、その歯だけが特にしみることがあるため、ホワイトニングの前に確認しておくのが望ましいです。
ホワイトニングのしみは、たいてい複数の歯で似たように現れ、冷たいものに短く反応する形をとります。ホワイトニングをしていない側の歯まで痛む、噛むと痛む、または1本の歯がずっとうずくといった様子であれば、ホワイトニング以外の原因も合わせて疑います。
ホワイトニング後のしみはどれくらい続き、いつ歯科に行くべきですか?
ホワイトニング後のしみの多くは数日以内に治まり、ホワイトニングを終えた後に日ごとに和らいでいくのが一般的な経過です。歯科のホワイトニングを何回かに分けて受けている場合は、回ごとにしみが出ては減る様子が繰り返されることがあります。
疾病管理庁は、しみが消えない、または刺激なしに自然に痛む場合は歯科を受診するよう案内しています。夜にうずいて目が覚める、1本の歯だけがしみ続ける、または歯ぐきが赤くなってひりひりする場合は、ホワイトニングをやめて診察を受けます。自宅用のホワイトニング製品を使っていてこうした症状が出たときは、使っていた製品を持参し、成分と使用方法を合わせて見せると、原因を探すのに役立ちます。
歯科のホワイトニングと自宅で使うホワイトニング剤は何が違いますか?
食品医薬品安全処は、ホワイトニングの方法を、歯科で受ける専門家ホワイトニング・一般ホワイトニングと、家庭で行う自宅ホワイトニングに分けています。過酸化水素の含有量が3%を超えるホワイトニング剤は医薬品、3%以下は医薬部外品に分類されます。
食品医薬品安全処は、機能性成分の濃度が高いほど効果は早く現れますが、副作用の危険も高くなると説明しています。歯科のホワイトニングは、歯ぐきを保護した状態で濃度と時間を調整し、自宅用の製品は、パッケージに書かれた使用時間と期間を守ることがしみを減らす基本です。製品を買うときは、医薬部外品の表示と承認の有無を確認します。
ホワイトニングの前後でしみを減らすにはどうしますか?
ホワイトニングの前に、むし歯、ひびの入った歯、歯周病がないかを先に確認してもらうのが最も確実な予防です。こうした問題を先に治療すれば、薬剤が象牙質へ直接しみ込む経路が減ります。
食品医薬品安全処は、ホワイトニング剤を使った後は成分が口の中に残らないように口をすすぎ、歯みがき剤を使わずにやわらかい歯ブラシを使うよう勧めています。推奨期間を超えて長く使うと歯が弱くなるおそれがあるため、より白くしようと使用期間を勝手に延ばしてはいけません。ホワイトニングの期間中は、非常に冷たいものや熱いものを避け、しみがあれば知覚過敏用歯みがき剤を併用するのもひとつの方法です。
ホワイトニングを延期したり避けたりすべきなのはいつですか?
以下に当てはまる場合は、ホワイトニングを始める前に歯科とまず相談します。すでにしみがひどい状態であれば、しみの原因を先に治療してから、ホワイトニングをするかどうかを決める順序が安全です。
ホワイトニング剤は大量に飲み込むと危険なことがあるため、食品医薬品安全処は子どもの手の届かない場所に保管するよう案内しています。家族に子どもがいる場合は、使用後に残ったホワイトニングジェルやトレーをすぐに片づけておきます。
- 口の中に傷やただれがある
- むし歯や歯周病がひどい
- 妊娠中である
- 歯の首がえぐれている、または歯ぐきがかなり下がっていて、すでにしみる
- 前歯にレジンやクラウンがあり、色の差が心配である
よくある誤解と事実
誤解: しみるほどホワイトニングの効果が出ているということだ
しみはホワイトニング効果の指標ではなく、副作用です。しみが強ければ使用をやめて専門家に相談するというのが食品医薬品安全処の案内です。
誤解: 自宅で使うホワイトニング剤は穏やかなので、長く使っても大丈夫だ
食品医薬品安全処は、推奨期間を超えて長期間使うと歯が弱くなるおそれがあると警告しています。自宅用の製品も、決められた時間と期間を守る必要があります。
誤解: ホワイトニングをすると歯が一生しみるようになる
疾病管理庁は、ホワイトニング後の知覚過敏は多くが数日以内に消えると説明しています。長く残る場合は、別の原因を確認する必要があります。
よくある質問
ホワイトニング当日に冷たい飲み物を飲んでもよいですか?
飲むことはできますが、ホワイトニング直後は歯が敏感で、冷たい飲み物に普段より強くしみることがあります。数日間は冷たすぎるものや熱すぎるものを避け、着色の強い飲み物も減らすと、しみと色戻りをあわせて減らせます。
しみるので自宅ホワイトニングを途中で休みましたが、再開してもよいですか?
しみが完全に治まった後に、製品の説明書の用法の範囲内で再開できます。再開した途端にしみが強くなる場合は、続けずに歯科で歯の状態を確認してもらいます。歯科のホワイトニングなら、回と回の間隔を延ばす、または薬剤を当てる時間を短くするといった調整ができるかどうか、担当の歯科に尋ねます。
ホワイトニング期間中に知覚過敏用歯みがき剤を併用してもよいですか?
併用してかまいません。ただし、ホワイトニング剤を使った直後の歯みがきは、歯みがき剤を使わずにやわらかい歯ブラシで行うようにという食品医薬品安全処の案内があるため、知覚過敏用歯みがき剤は別の歯みがきの時間に使います。
前歯にレジンがありますが、ホワイトニングすると一緒に白くなりますか?
ホワイトニング剤は自然の歯の色を明るくするものなので、レジンやクラウンの色はそのまま残ることがあります。ホワイトニング後に色の差が生じると、詰め物や被せ物を作り直す場合もあるため、始める前に歯科に相談します。詰め物や被せ物の境目にすき間があると、ホワイトニング中にその歯がよりしみることがあるため、あらかじめ点検を受けます。
妊娠中にホワイトニングをしてもよいですか?
食品医薬品安全処は、妊娠中はホワイトニング剤の使用を避けるよう案内しています。出産後に歯科で歯と歯ぐきの状態を確認してから、ホワイトニングをするかどうかを決めるのがよいでしょう。妊娠中は、ホワイトニングより先に歯ぐきのケアと必要な治療を優先するほうが望ましいです。