親知らず抜歯の流れガイド:診察・X線検査・麻酔・抜歯・縫合の順序
韓国では、親知らずの抜歯は診察とX線検査で、歯の位置、根の形、神経管との距離を確認することから始まります。まっすぐ生えた親知らずは普通の奥歯のように抜きますが、歯ぐきや骨に埋まった埋伏歯は、ほとんどの場合、歯ぐきの切開、顎骨の一部の削除、歯の分割、歯の除去、縫合の順で進めます。抜歯が終わるとガーゼを約30分噛んで止血し、処方薬と注意事項を受け取って帰宅します。
要点
| 基本診察 | 視診・問診・触診で親知らず周囲の歯ぐきと全身疾患の有無を評価 (出典: 疾病管理庁 国家健康情報ポータル) |
|---|---|
| X線検査 | パノラマ写真と根尖X線写真で歯・顎骨・下顎管の位置を確認 (出典: 疾病管理庁 国家健康情報ポータル) |
| 歯科用CT | 下顎管に近い場合や根が大きく曲がっている場合に追加 (出典: 疾病管理庁 国家健康情報ポータル) |
| 埋伏親知らずの抜歯の順序 | 歯ぐきの切開、顎骨の削除、歯冠の分割、歯の除去、縫合 (出典: 疾病管理庁 国家健康情報ポータル) |
| 麻酔 | 局所麻酔はすべての患者に、必要なら経口・吸入・静脈の鎮静や全身麻酔 (出典: 疾病管理庁 国家健康情報ポータル) |
抜歯の前に何を確認しますか?
歯科はまず、見て、尋ね、触れる診察で、親知らずと周囲の歯ぐきの状態、全身疾患の有無を評価します。高血圧、糖尿病、心臓疾患、肝機能の異常、ステロイドの服用、妊娠の有無は抜歯の判断に影響するため、漏れなく伝える必要があります。
続いてパノラマ写真と根尖X線写真で、歯と顎骨全体を見ます。パノラマ写真で下あごの神経が通る下顎管のおおよその位置と歯ぐきの骨の状態を評価でき、下顎管にきわめて近い場合や根が大きく曲がっている場合は、歯科用CTを追加で撮影します。
まっすぐ生えた親知らずはどう抜きますか?
口の中に正しく生えた親知らずは、局所麻酔のあと、普通の奥歯のように器具で揺らして抜きます。場合によっては歯ぐきを少し切開したり、骨を少し削ったりすることもあります。
歯ぐきに一部だけ覆われた親知らずは磨きにくく、歯ぐきの炎症や膿の袋ができやすいため、こうした理由で抜くことも多くあります。上あごの親知らずは、根の先が上顎洞に近いかどうかも確認してから進めます。
疾病管理庁の抜歯案内によると、局所麻酔はすべての患者に行い、不安が大きければ飲み薬や亜酸化窒素の吸入で鎮静を加えることができます。不安が強い場合や多くの歯を一度に抜く場合は静脈鎮静を、時間がかかる場合や難度が高い場合は全身麻酔を用いることもあります。
埋伏親知らずはどんな段階で抜きますか?
疾病管理庁は、下あごの埋伏親知らずはほとんどが次の順序で抜歯されると説明しています。前方に傾いた近心位や横に倒れた水平位は最も多い形で、歯ぐきの切開、骨の削除、歯冠の分割がほとんどの場合に必要です。
- 局所麻酔のあと、親知らずを覆う歯ぐきを切開してめくる
- 歯を囲む顎骨の一部を削除する
- 歯の頭(歯冠)を複数の破片に分割する
- 破片と根を順に取り除き、周囲を洗浄する
- 歯ぐきを縫合し、ガーゼで止血する
抜歯に時間がかかるのはどんなときですか?
水平位の埋伏は歯冠の分割が必須で、顎骨の前縁との距離が狭いほど削る骨が増えて時間がかかることがあります。根が頬側や舌側に曲がっていると根が折れやすく、破片を一つずつ取り出す必要があります。
疾病管理庁は、炎症がなく下歯槽神経にきわめて近い小さな根の破片は、残しておくこともあると説明しています。根と骨が癒着している場合や、根の先が丸く大きくなっている場合も、骨をさらに削る必要があり難度が上がります。
抜歯が終わったら何をしますか?
抜歯部位にガーゼを噛ませたら、動かさずにしっかり噛みます。疾病管理庁の親知らず案内の基準では約30分で、口の中にたまる血や唾液は吐き出さず飲み込むほうがよいとされています。血が多く見えても、ほとんどは唾液が混ざったものです。
通常は3〜5日分の薬が処方され、抜糸の日程とともに注意事項の説明を受けます。疾病管理庁は、麻酔が切れるときに痛みが最も強いため、不快感が始まる前に処方された鎮痛剤を飲むのがよいと説明しています。冷湿布の方法、歯磨きを始める時期、再来院が必要な症状を帰宅前にもう一度確認しておくと、回復がスムーズです。
よくある誤解と事実
誤解: 親知らずの抜歯はすべて同じ方法で行う。
まっすぐ生えた親知らずは通常の抜歯のように抜きますが、埋伏歯は歯ぐきの切開、骨の削除、歯の分割が必要なため、過程と時間が大きく異なります。
誤解: X線写真がなくても親知らずの抜歯はできる。
根の形と下顎管の位置を確認することで神経損傷などの合併症を減らせるため、疾病管理庁はパノラマと根尖のX線検査を基本として説明しています。
よくある質問
親知らずの抜歯にはどのくらいかかりますか?
まっすぐ生えた親知らずは比較的短時間で終わりますが、埋伏歯は骨の削除と歯の分割が必要なため、より長くかかります。X線写真を見た歯科が予想時間を案内します。
親知らずの抜歯中は痛いですか?
局所麻酔をするため、抜歯中は押される感覚があるだけで、鋭い痛みは大きくないほうです。疾病管理庁は、麻酔が切れた後の抜歯3〜5時間のころに痛みが最も強いと説明しています。
CTは必ず撮る必要がありますか?
すべての場合に必要なわけではありません。下あごの親知らずが下顎管にきわめて近い場合や根が異常に曲がっている場合に追加で撮影するもので、必要かどうかは歯科と相談すればよいです。
抜歯の前日や当日に気をつけることはありますか?
服用中の薬、特に血液をさらさらにする薬や持病を事前に伝える必要があります。抜歯後1〜2日は激しい運動や仕事を避けるようにという案内があるため、予定に余裕を持たせるのがよいです。
抜糸はいつですか?
疾病管理庁の抜歯案内は、口の中の抜歯や比較的小さな手術の縫合糸は約1週間後に除去すると説明しています。正確な日付は傷の状態を見た歯科が決めるため、糸が気になっても舌や指で触らず、再診の日に合わせて来院してください。