口臭の受診時期と診療科の選び方:歯科から耳鼻咽喉科・内科まで
歯みがき、舌磨き、デンタルフロスを続けてもにおいが続く場合や、歯ぐきの出血、口の乾燥、のどの異物感が一緒にある場合は、受診してみるときです。口臭の85~90%は口の中が原因なので、歯科でまず確認し、口の中に原因が見つからなければ耳鼻咽喉科や内科につなげるのが一般的な順序です。
要点
| 最初に行く場所 | 歯科(口臭の85~90%は口の中が原因) (出典: 疾病管理庁 国家健康情報ポータル) |
|---|---|
| 次の診療科 | 鼻・上顎洞の問題は耳鼻咽喉科、全身の病気は内科 (出典: 疾病管理庁 国家健康情報ポータル) |
| 検査前の準備 | 検査2時間前の歯みがき・喫煙・ガムをかむことを禁止 (出典: 疾病管理庁 国家健康情報ポータル) |
| 主な検査 | 問診、舌苔の評価、官能検査(0~4点)、ハリメーター、オーラルクロマ (出典: 疾病管理庁 国家健康情報ポータル) |
| スケーリングの健康保険 | 満19歳以上で年1回 (出典: 国民健康保険公団) |
どんな場合に口臭で歯科を受診するのがよいですか?
朝の口臭や食べ物のにおいのように、一時的に生じて消えるにおいは、生活ケアで足りることが多いです。一方、ケアを続けても一日中においが続く場合や、次の症状が一緒にある場合は、歯科で原因を確認するのがよいでしょう。
口臭は、歯周病や虫歯が進んでいるというサインのことがあるため、においをごまかすより原因を早く見つけるほうが、治療の範囲を小さくするのに役立ちます。
- 歯みがきのときに歯ぐきから血が出る、または歯ぐきが腫れて膿が出るとき
- 歯がぐらつく、またはかむと痛む歯があるとき
- 入れ歯やクラウンの周りからにおいがする、または合わないとき
- 口がよく乾いて飲み込みにくいとき
- 家族や周囲の人に繰り返し口臭を指摘されるとき
歯科では口臭をどう検査しますか?
まず、においがいつ始まったか、どんなにおいか、口の乾燥があるか、喫煙・飲酒・食習慣、服用中の薬は何かを尋ねる問診を行います。続いて、歯、歯ぐき、舌、補綴物を調べて口の中の原因を探します。
舌はウィンケル舌苔指数で6部分に分け、舌苔の厚さを点数で評価します。においの程度は、訓練を受けた検査者が0~4点で評価する官能検査、揮発性硫黄化合物の総量を測るハリメーター、成分別の濃度を測るオーラルクロマで確認します。
ハリメーターの数値は、一般に75ppb以上なら悪臭、120ppb以上なら非常に強い悪臭とみなします。数値で確認すると、治療前後の変化も比べやすくなります。
口臭検査の前には何を準備しますか?
疾病管理庁(KDCA、질병관리청)は、検査の2時間前は歯みがき、喫煙、ガムをかむことをしないよう案内しています。香りの強い食べ物や洗口液も測定値に影響することがあるため、検査当日は避けるのがよいでしょう。
服用中の薬のリスト、においが強い時間帯、一緒にある症状をメモして行くと、診察時間が短くても原因を絞る助けになります。今年すでに保険のスケーリングを受けたかどうかを事前に確認しておくと、治療計画も立てやすくなります。
歯科で原因がなければ、どの診療科に行きますか?
口の中の原因を治療してもにおいが残る場合は、口の外の原因を調べます。疾病管理庁は、鼻や上顎洞の問題が疑われれば耳鼻咽喉科、全身の病気が疑われれば内科の受診が必要だと説明しています。
耳鼻咽喉科では、内視鏡などで鼻とのどの中を観察し、慢性副鼻腔炎、膿栓、扁桃肥大、後鼻漏を見分けます。内科では、糖尿病、逆流性食道炎などの胃腸の病気、肝臓・腎臓・肺の病気の有無を確認し、必要なら血液検査を行います。
最初から別の診療科を訪ねたほうがよい場合もあります。のどからにおいのある粒が出てくる、または黄色い鼻水と鼻づまりが長く続く場合は耳鼻咽喉科を、胸やけや酸っぱいものがこみ上げることが多い、または喉の渇きや頻尿などの症状が一緒にある場合は内科を先に訪ねてもかまいません。どちらの場合も、別の診療科で受けた検査結果を歯科に伝えると、原因を一緒に整理しやすくなります。
検査でにおいがないと言われても心配な場合はどうしますか?
疾病管理庁の口臭の資料によると、口臭を訴える人の約30%は客観的な口臭の根拠がなかったという報告があります。実際のにおいより心配が大きい場合を、主観的口臭と呼びます。
こうした場合は、繰り返しの客観的な測定で数値を確認し、不安が日常生活に影響するほどなら、心理的なアプローチも併せて行うと役立つことがあると疾病管理庁は説明しています。においが心配で会話を避けるようになったら、一人で悩まずに相談を受けてみてください。
よくある誤解と事実
誤解: 口臭は歯科ではなく内科で診てもらうべきだ。
口臭の85~90%は口の中が原因なので、歯科でまず確認するのが一般的です。口の中に原因がないときに、内科や耳鼻咽喉科につなげます。
誤解: においがすると感じるなら、実際ににおっている。
口臭を訴える人の約30%は客観的な口臭の根拠がなかったという報告があり、機器による測定で確認するのが正確です。
よくある質問
口臭検査はどの歯科でも受けられますか?
問診と口の中の検査はほとんどの歯科で受けられますが、ハリメーターやオーラルクロマのような測定機器は、備えているかどうかが医院ごとに異なります。機器での測定を希望するなら、予約するときに検査ができるかを前もって尋ねるのがよいでしょう。
口臭の診療費はいくらですか?
診察やスケーリングのように健康保険が適用される項目があり、一部の検査や治療は歯科ごとに費用が異なることがあります。満19歳以上は年1回スケーリングに健康保険が適用されるので、それ以外の費用は受診前に歯科に確認してください。
子どもの口臭は、どの診療科に行けばよいですか?
虫歯や舌苔のような口の中の原因を、まず歯科で確認するのがよいでしょう。鼻づまりで口を開けて寝る、または扁桃がよく腫れる場合は、小児科や耳鼻咽喉科の受診も併せて考えます。
検査当日の朝に歯みがきをしてもよいですか?
疾病管理庁は、検査の2時間前は歯みがき、喫煙、ガムをかむことをしないよう案内しています。朝早く歯をみがいていても、検査時間まで2時間以上たっていれば構いませんが、正確な指針は予約した歯科に確認してください。
口臭とともに口の中がただれたり、しこりが触れたりする場合は?
口臭とともに、長く治らない潰瘍、しこり、出血がある場合は、単純な口臭ケアより受診が優先です。疾病管理庁は口腔がんも口の中の口臭の原因の一つに挙げているため、歯科や口腔内科で確認してもらってください。