膿栓(扁桃結石)と口臭:米粒のような粒の正体と治療
膿栓(扁桃結石)は、扁桃の小さな隙間や穴に細菌と食べかすがたまり、石のように固まったかたまりで、口から黄色や白色の米粒のような粒が出てくるのが特徴です。韓国の疾病管理庁(KDCA、질병관리청)は、結石の除去やうがいなどの保存的治療を先に行い、悪臭と異物感が強ければ扁桃摘出術を検討すると説明しています。膿栓は耳鼻咽喉科の診療領域です。
要点
| 扁桃結石とは | 細菌・食べかすが扁桃の隙間にたまり、細菌の作用で固まったかたまり (出典: 疾病管理庁 国家健康情報ポータル) |
|---|---|
| 多い年齢 | 成人に多くみられる (出典: 疾病管理庁 国家健康情報ポータル) |
| 主な症状 | 口臭、咽頭痛、のどの異物感、黄色や白色の粒の排出 (出典: 疾病管理庁 国家健康情報ポータル) |
| 基本の治療 | 結石の除去とうがいなどの保存的治療 (出典: 疾病管理庁 国家健康情報ポータル) |
| 手術の検討 | 口の悪臭と異物感が強ければ扁桃摘出術を検討、手術前の正確な診断が必須 (出典: 疾病管理庁 国家健康情報ポータル) |
膿栓(扁桃結石)とは何ですか?
のどの両側にある扁桃には、小さな隙間や穴がたくさんあります。のどの奥に流れ落ちた粘液、食べかす、細菌がこの隙間にたまり、細菌の作用で固まると膿栓(扁桃結石)になります。疾病管理庁は、細菌が作った揮発性硫黄化合物が扁桃の隙間にたまって濃縮される過程を説明し、膿栓を口の外から来る口臭の原因の一つとして挙げています。
膿栓は成人に多くみられ、扁桃炎を繰り返す人や扁桃が大きい人に一緒にみられることもあります。大きさは小さな粒から目立つかたまりまでさまざまです。
膿栓は小さくてもにおいが強く、会話や人間関係で不便を感じることが多いです。結石があるということは、扁桃の隙間にかすがたまりやすい構造だということでもあるため、一度取れても再びできることがあります。
膿栓があるとどんな症状がありますか?
最も多い訴えは、せきをしたり話したりしているときに、口から黄色や白色の米粒のような粒が飛び出したというものです。この粒をつぶすと、ひどいにおいがすることが多いです。症状がなく、たまたま鏡で扁桃を見ていて見つかることもあります。
膿栓による口臭は、歯みがきや舌磨きを熱心にしてもなかなか減らないのが特徴です。口の中をきれいに管理しているのに、のどの奥からにおいが上がってくる感じがするなら、膿栓を疑ってみることができます。
- 歯をみがいても残る口臭
- のどに何かが引っかかっているような異物感
- 唾を飲み込むときの違和感や咽頭痛
- 口からにおいのある白色・黄色の粒が出る
膿栓はどう治療しますか?
疾病管理庁は、結石を除去し、うがいなどの保存的治療を行うと説明しています。耳鼻咽喉科では、扁桃を直接、または内視鏡で見て結石を確認し、見える結石を取り除きます。
口の悪臭と異物感が強く繰り返される場合は、扁桃摘出術を検討します。ただし、口臭の主な原因が膿栓の場合に手術の効果がはっきりするため、手術前に他の口臭の原因がないか正確な診断と検査が必ず必要だと疾病管理庁は強調しています。
扁桃摘出術は、反復性扁桃炎などの別の基準でも決まる手術です。疾病管理庁は、薬物治療でも1年に6回以上、または最近2年間に毎年3回以上扁桃炎が再発した場合を、手術が必要な場合の一つに挙げており、膿栓と扁桃炎が一緒に繰り返すかどうかも判断の参考になります。
膿栓を自宅で無理に取り出してもよいですか?
公的資料が案内する治療は、診療の過程での結石除去と、うがいなどの保存的治療です。綿棒や先の尖った道具で扁桃を突いたり、強く押したりすると、扁桃の粘膜に傷がつくことがあるため、お勧めしません。
自然に出てきた結石は、吐き出して水で口をすすげばよいです。結石がよくできる場合や、のどの痛み、熱、扁桃の腫れが一緒にある場合は、扁桃炎など別の問題がある可能性があるため、耳鼻咽喉科を受診するほうが安全です。
膿栓が疑われるときは、歯科と耳鼻咽喉科のどちらに行くべきですか?
口臭の85~90%は口の中が原因なので、粒が見えない単純な口臭なら、歯科で舌苔・歯石・歯周病をまず確認するのが一般的です。口の中の原因を整理した後もにおいが残るなら、耳鼻咽喉科で膿栓と副鼻腔炎を調べます。
のどから粒が出てくる経験がはっきりある場合や、のどの異物感が続く場合は、最初から耳鼻咽喉科に行ってもかまいません。耳鼻咽喉科では、内視鏡などで鼻と口の中を詳しく観察し、膿栓、扁桃肥大、副鼻腔炎に関連した後鼻漏を見分けます。
よくある誤解と事実
誤解: 口臭は、ほとんどが膿栓のせいだ。
疾病管理庁によると、口臭の85~90%は口の中が原因です。膿栓は口の外の原因の一つで、歯科の原因をまず確認するのが順序です。
誤解: 膿栓は手術しないとなくならない。
結石の除去やうがいなどの保存的治療が先で、悪臭と異物感が強い場合に扁桃摘出術を検討します。
よくある質問
膿栓は自然になくなりますか?
せきをしたり食べ物を飲み込んだりするときに、自然に出てくることがあります。しかし、扁桃の隙間がそのままだと再びたまることがあるため、頻繁に繰り返す場合や症状がつらい場合は、耳鼻咽喉科で状態を確認してもらうのがよいでしょう。
うがいは膿栓の予防に役立ちますか?
疾病管理庁は、結石の除去とともにうがいなどの保存的治療を行うと説明しています。食後に水やうがい薬でのどの奥まですすぎ、歯みがきと舌磨きで口の中の細菌を減らすと、管理に役立ちます。
膿栓のために扁桃の手術を受けられますか?
口の悪臭と異物感が強ければ、扁桃摘出術を検討できます。ただし、口臭の主な原因が膿栓かどうかを先に確認してはじめて手術の効果を期待できるため、手術前の正確な診断が必須です。
子どもにも膿栓はできますか?
膿栓は主に成人に多いものの、子どもにもできることがあります。疾病管理庁は、子どもが頻繁な高熱とともに結石が多い場合は、相談を通じて手術の可否を決めると案内しています。子どもがのどの異物感をよく訴える、または口臭が続く場合は、小児科や耳鼻咽喉科で確認してください。
膿栓があると他の人にうつりますか?
膿栓は、扁桃の隙間にかすと細菌がたまって固まったもので、風邪のように人から人へうつる病気とは説明されません。ただし、熱や強い咽頭痛が一緒にある場合は扁桃炎の可能性があるため、受診が必要です。