ラミネート・ホワイトニングなど審美治療の費用ガイド:非給付価格を確認して見積もりを比べる
審美治療の費用は、韓国では健康保険が定めた診療報酬がない非給付(保険適用外)のため、歯科医院が決めた価格をそのまま支払います。同じ施術でも、歯の本数、材料、仮歯や再製作の条件によって総額が大きく変わります。診療前に項目ごとの価格の説明を受け、公開されている非給付価格で地域の水準もあわせて比べてみるとよいでしょう。
要点
| 非給付の根拠 | 審美目的の診療・補綴・着色除去は給付の対象外 (出典: 国民健康保険公団(국민건강보험공단)) |
|---|---|
| 非給付価格の公開 | 2025年、全国の医療機関693項目、健康保険審査評価院(건강보험심사평가원)のウェブサイトとモバイルアプリ「건강e음」 (出典: 保健福祉部・健康保険審査評価院) |
| 医療機関の価格掲示 | ホームページ、ホームページがなければ機関内の冊子・メニュー表・掲示物 (出典: 保健福祉部) |
| 非給付の事前説明 | 非給付診療の前に項目と価格を患者に説明(2020年の医療法施行規則の改正で導入) (出典: 保健福祉部) |
| 保険適用の例外 | 満12歳以下の永久歯のむし歯に対する光重合型コンポジットレジンは給付 (出典: 国民健康保険公団) |
なぜ歯科医院ごとに審美治療の価格が違うのですか?
国民健康保険公団が案内する非給付項目には、身体の必須機能の改善が目的ではない外見改善目的の診療、歯科補綴、歯の着色物質の除去が含まれています。ホワイトニング、ラミネート、審美目的のレジンボンディングや歯肉形成の多くが、これに当たります。
非給付には、健康保険のように国が定めた価格表がないため、各歯科医院が材料、機器、技工所、診療時間などを反映して価格を決めます。そのため、同じ名前の施術でも、地域や医療機関によって差があります。
保健福祉部と健康保険審査評価院が公開した2025年の非給付価格調査でも、前年と共通する571項目のうち48.7%は、医療機関間の価格差が広がりました。価格の比較が必要な理由です。
審美治療の総額には何が含まれますか?
見積書の1行の価格だけを見ると、実際に支払う金額と差が出ることがあります。次の項目が含まれているかを分けて確認すれば、医療機関どうしを公平に比べられます。
高い材料がいつも優れているとは限りません。疾病管理庁(질병관리청)は、補綴材料を選ぶときは、歯の位置、審美上の要望、予算をあわせて考え、歯科医師と決めるよう案内しています。
- 検査、写真、診断用模型の製作費用
- 治療する歯の本数と、歯1本あたりの価格
- セラミック、コンポジットレジンなど材料の種類
- 仮歯を作るかどうか
- ホワイトニングの回数と、自宅で使うホワイトニング材料
- 外れたり割れたりしたときの再接着・再製作の条件
公開された非給付価格はどこで見られますか?
保健福祉部と健康保険審査評価院は、2025年9月3日に全国の医療機関の非給付項目693件の価格を、審査評価院のウェブサイト(www.hira.or.kr)とモバイルアプリ「건강e음」で公開しました。医療機関別の価格と、地域・規模別の比較金額を調べられます。
医療機関も自院のホームページで非給付価格を知らせなければならず、ホームページがなければ、機関内の冊子、メニュー表、掲示物などで掲示します。来院前にはホームページを、来院したら受付周辺の掲示物を確認します。
探している審美施術が公開項目の一覧にないこともあります。その場合は、何軒かの歯科で同じ条件で見積もりを取って比べるしかないため、歯の本数と材料をそろえて尋ねることが重要です。
相談のときは何を聞けばよいですか?
保健福祉部は2020年に医療法施行規則を改正し、非給付診療の前に患者または保護者へ該当項目と価格を説明するようにする、事前説明制度を導入しました。説明の対象は公開対象の非給付項目で、患者が望めば、そのほかの非給付項目も説明を受けられます。
説明を聞くときは、総額とあわせて、あとから追加される可能性のある費用を尋ねるとよいでしょう。治療計画が変われば費用も変わるため、途中で変更が生じたら、進める前にもう一度案内してほしいと依頼します。
- 今回の治療が給付か非給付か、一部だけ給付か
- 歯1本あたりの価格と全体の総額、分けて進める場合の段階ごとの金額
- 材料や製作方法による価格の違い
- 副作用や脱離が生じたときの再治療費の負担基準
審美治療の中にも健康保険が適用される場合はありますか?
治療の目的が明確であれば、同じ材料でも給付になることがあります。国民健康保険公団は、満12歳以下の子どもが永久歯のむし歯を光重合型コンポジットレジンで治療する場合は、2019年1月1日から給付の対象になったと案内しています。
歯周病のために伸びた歯ぐきを切除する歯周外科のように、病気の治療過程の一部であれば、給付の対象になることがあります。反対に、同じ施術でも歯ぐきのラインの形だけを変える審美目的なら非給付です。診断名と目的によって分かれるため、診療前に確認します。
むし歯治療でレジンを充填しながら、同じ歯の形まで整える場合のように、給付と非給付が一度に混じることもあります。その場合は、領収書と診療費明細書で、給付項目と非給付項目がどのように分かれているかを確認します。
よくある誤解と事実
誤解: 価格が高いほど結果がよい。
疾病管理庁は、補綴材料について、高い材料が必ずしも良いわけではなく、歯の位置、審美上の要望、予算をあわせて考えるよう案内しています。
誤解: 歯1本の価格だけ比べれば十分だ。
検査、診断用模型、仮歯、再製作の条件が別にかかるかどうかで総額が変わるため、同じ条件で比べる必要があります。
よくある質問
審査評価院でラミネートやホワイトニングの価格も見られますか?
審査評価院は毎年、公開対象の非給付項目を決めて価格を公開します。探している施術がその一覧にあれば、ウェブサイトや「건강e음」で医療機関別に比べられ、なければ歯科のホームページや院内の掲示物、相談で確認します。
見積もりと実際の費用が違うことはありますか?
治療中にむし歯がより深く見つかったり、歯の本数が変わったりすると、費用が変わることがあります。非給付診療の前には項目と価格の説明を受けることになっているため、計画が変わったら、進める前に変更後の金額をもう一度案内してもらいます。
ホワイトニングは1回分の費用を払えば終わりですか?
ホワイトニングに必要な回数は人によって異なり、時間が経って着色が戻ると、追加のホワイトニングを考えることになります。最初の相談で、予想される回数、セット価格の有無、自宅で使う材料の費用をあわせて確認すると、総額を見積もりやすくなります。
ラミネートが外れたら、再接着の費用をまた払いますか?
再接着や再製作の費用の扱いは歯科ごとに異なります。むし歯がなければ再接着を試みられますが、損傷が大きいと新しく作り直す必要があるため、治療前に期間別の再治療の条件を書面でもらっておくと、トラブルを減らせます。
複数の歯科の見積もりを比べるとき、最も重要なことは何ですか?
同じ条件で比べることです。治療する歯の本数、材料、仮歯を含むかどうか、アフターケアの条件をそろえて尋ねると、価格の差が本当の差なのか、内容の違いによる差なのかが分かります。